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大杉先生が英語の悩みを解決

大杉先生が英語の悩みを解決メージ


大杉先生に聞いてみよう

英語学習のみならず、海外の文化や生活や英語学習者としての常識に関わる質問に、大杉先生が答えてくれます。先生独特の語り口に大勢のファンがいらっしゃるため、先生の声による回答も併せて提供しています。大杉節をお楽しみください。(※内容は毎週火曜に更新されます)

日本語で「青い」は「未熟」を表すなど色に意味がありますが、英語でもありますか。

英語にもたくさんありますね。まずは質問にも使われている「青い」「未熟」を例に取りましょう。英語で「未熟」を表すのは、「青い」といっても blue ではなくて green つまり「緑」なんですね。ですから、果物が green だといえばまだ熟れていない、熟していない、ということですね。人間に対して green を使うと、まさしく日本語の「青い」「青二才」と同じですね。ですから例えば「彼はまだ青いよ」He's still green. と言います。ほかにも green は「安全である」というニュアンスがあります。ですから信号が、日本では「青」と言いますが、これは英語では blue ではなく green light と言います。give a green light「青信号を出す」という言い方は、日本語のいわゆる「ゴーサインを出す」つまり「許可を与える」という意味になります。もうひとつ色を使った表現の例を挙げておきましょう。それは「白」white です。これは日本語の連想と近いものがあります。なぜかと言うと、日本語では「純白」という言い方があるように、「白」は純粋であるとか汚れがないというイメージがありますよね。英語でも基本的にはそうなんです。純粋さ、清純さを表します。そこから意味が広がっていって、例えば white lie という言い方があります。日本語では「真っ赤な嘘」と言いますが、red lie という言い方はありません。「真っ赤な嘘」という表現はないんです。ところが「白い嘘」white lie という言い方があります。これは「罪がない」「悪意がない」という意味なんですね。相手を陥れようというような悪意のある嘘ではなくて、便宜上つくような悪意のない嘘を white lie といいます。ということで、英語にも実は色彩を表す単語にはいろんな意味があります。まあ色だけに、何しろ、いろいろ、ですよね。

大杉正明(おおすぎまさあき)先生

大杉正明

清泉女子大学教授。1987年から11年間NHKラジオ「英会話」の講師を務める。
2003年からはNHK教育テレビ「いまから出直し英語塾」講師。著書は『大杉正明のWhat's new today?』、『ドラマで英語リスニング』(DHC)など多数。

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